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ペットがケガをさせられたときの損害賠償について

2018/05/18 コラム 
by HIROAKI-ICHINO 

こんにちは。神奈川県横浜市の弁護士の市野裕明です。今回は、ペットがケガをさせられてしまったときの損害賠償についてのコラムです。

ペットがケガをさせられた場合、その治療は保険の適用外になりますから、かなり高額の治療費がかかるケースも多いはずです。相手の不注意や過失でケガをさせられたのなら、その治療費は相手にきっちり払ってもらう必要がありますよね。ここでひとつ問題があります。法律の世界では、ペットは「モノ」として扱うこととされていて、法律の世界では、「モノ」が壊された場合は、その時価額までしか損害賠償が認められないことになってるんです。

この理屈をそのままあてはめると、いくら治療費がかかったとしても、ペットの購入代金と同額までしか損害賠償が認められないということになってしまいかねません。しかしながら、当たり前のことですが、ペットは、家族同然に大事にされている生き物なのですから、「モノ」と全く同じように扱うというのは、とても受け入れられない話です。そのような考え方から、裁判例でも、ペットの購入代金を超える治療費の請求が認められています(名古屋高等裁判所平成20年4月25日判決)。

もっとも、この裁判例は、「ペットの時価相当額に照らして相当な範囲」での請求が認められるとしていますので、あまりに高額な治療費については、損害賠償が認められない可能性もあります。当事務所では、ペットの法律問題にも力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。(弁護士 市野裕明)

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