学校現場でのいじめや虐待に対応するため、文部科学省が「スクールロイヤー」と呼ばれる専門の弁護士を全国に約300人配置する方針を固めました。
これまでも各地の弁護士会を通じていわばボランティア的な取組みはありましたが、自主的な活動レベルではどうしても限界があったと言われています。
今回、国は年間4億円の予算を確保したとのことです。この予算が十分かどうかは私にはわからないのですが、画期的な取組みだと思います。
弁護士は、法律事務の専門家です。警察や医師や消防士のように、人の命を守るような何かを直接できるわけではありません。
それでも、追い詰められてしまった人が助けを求めることができる、そういう窓口が一つ増えることの意味は、とても大きいと思います。
私の学生時代には、想像できなかったことです。世の中はこういうふうにして少しずつ良くなっていくのだなと、しみじみ感じました。